職場のメンタルケア

職場のメンタルケア ミニ講座 <7>

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~からだの声に耳を傾けていますか~

 最近は健康ブームで、TVや雑誌などでも「この食品がよい」「○○で病気が治った」などの話題をよく見かけます。世界一の長寿国となった日本は、ますます長寿への道をたどっていくように思えます。

しかし、働き盛りの世代に目を向けると、実際は‘健康的な生活’とかけ離れた日常を送っている人もたくさんいます。「頭では分かっているけど、そんな時間はない!」という悲鳴も、あちこちから聞こえてきます。

そんなときは、仕事中、ほんの1分でもかまいません。からだの声を聴いてみてください。「痛いところはないか?」「冷たいところはないか?」「固くなっていたり、重く感じたりするところはないか?」、軽く目を閉じ、自分のからだ全体をスキャンするように“感じて”いきます。「あれ?」と感じるところが見つかったら、そのからだの声に応えてみませんか。

ストレスケアなら軽いストレッチでOK

6/20発売の週刊東洋経済では、【ストレス全対策】として特集記事が掲載されていますが、その中で紹介されていたのが、財団法人明治安田厚生事業団・体力医学研究所の研究です。(http://www.my-zaidan.or.jp/tai-ken/research/index.html

この研究所では、コアスタディーとして精神的な健康と運動の関係を調べています。その中で‘ストレスが高い人ほど、運動していないと抑うつ状態になりやすい’という研究結果が出ています。さらに、ストレスを軽減する目的であれば、ハードな運動は不要で、むしろ軽いストレッチと呼吸法で充分だ、ということが分かりました。例えば、会議でのプレゼンテーション前には‘背伸びをして深呼吸’だけでもOKというのです。

ここで、職場でもできる簡単なストレッチをご紹介します。 先ほどご紹介した‘自分でできるからだのスキャン’をして、気になるところがあれば、その部位を中心にすすめましょう。

ストレッチのポイント
  1. 気になる箇所を、はずみをつけずゆっくり伸ばす
  2. 呼吸は止めずに自然に行う
  3. 10~30秒間伸ばし続ける
  4. 痛みを感じるところまで伸ばさない(無理はしない)
  5. 伸ばしている部位に意識を向ける
  6. 呼吸は止めずに自然に行う
  7. 笑顔で行う

この程度のストレッチなら、5分もかかりません。昼休み中やコーヒーブレイクの合間に、気軽に実践してください。

職場にはストレスがつきものです。年齢も性別も、生活環境や価値観も違うメンバーが協働するとき、意見の食い違いや認識のずれを、お互いに細やかに修正しながら進めなければうまくいきません。そのため、組織で働くには、ときに“我慢”や“諦め”を強いられることがあります。厚労省の調査で「職場の人間関係がストレスだ」と感じる人が6割に上るのは、このような背景があるからでしょう。

だからこそ、ストレスとうまく付き合わないと自分が壊れてしまいます。自分の“今、このとき”の状態に関心をもち、ストレスに振り回されるのではなく、自分がストレスをコントロールする、という意識を育てましょう。