企業の女性活躍推進を研修やコンサルティングを通じて支援します。お問い合わせは 03-5273-2300 受付時間 平日9:00-18:00(年末年始除く)

DIW塾 第Ⅳ期 開催報告

趣旨 多様な人材を経営資源として生かすためには、今現在組織内で働いている女性たちの能力開発と育成は欠かせません。 新規事業のビジネスモデル立案企画の体験を通じて、企業経営の難しさや面白さを理解し、将来の管理職や役員候補としての視野を身につけるとともに、企業価値を創造するイノベーションを起こす人材を育成します。
対象 女性リーダーおよびその候補者/研究者、新商品開発を目指す方など
期間 2016年9月~2017年1月(全5回・各日 10~18時)
会場 クオレ・シー・キューブ セミナールーム(新宿区西早稲田)
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第1回 自分と会社のたな卸し

2016年9月7日(水)

オリエンテーション
今回の目的や活動の流れについて共有しました。

自己紹介・他己紹介
二人一組となり、相手に対しての仮説をたて、それを検証していくことで相手の情報を得ました。その情報をみなさんに紹介して、他己紹介をおこないました。

キャリアを考える
女性活躍推進の流れや雇用環境の変化などを踏まえたうえで、ひとりひとりがキャリア設計をしていくことの重要性について、理解しました。 この数十年の間に市場から消えたものとして、公衆電話、駅の改札、固定電話、電話帳、ワープロなどがあることを挙げ、社会の変化の速さを実感しました。そのことから、会社が生き残るにはその環境変化に対応することが必要といった意見が聞かれました。

キャリアインタビュー
事前課題となっていた自分のキャリアのたな卸しに基づいて、受講者同士が2人1組となり相互にインタビューを行いました。 インタビューを終えた受講者からは、次のような意見が挙げられました。

  • 与えられた仕事をこなせば十分と思っていたが、自分のプライベートでの経験をアピールすることでもっと会社に貢献できるのではないかと思った。会社に対して積極的に意見を述べていきたい。
  • 長期的な部門の収益を意識するなど、経営感覚をもって仕事をしていきたい。後進のロールモデルとなるような働き方をしたい。
  • ストレスのない環境を実現するには、自分で自由に稼ぐ社会を創出することが大切と考える。自分がやりたいことを発信し、自分にしかできない仕事をやっていきたい。
  • 今後、仕事の深さを掘り下げていく。安心、信頼を得られる人材になりたい。
  • 今まで、収益、利益に関する感覚が希薄であったが、やっていかなければならないと思った。

事業開発の国際潮流
メンター:大江建

当塾のメンターである大江建氏(早稲田大学参与)から、新規事業の必要性、ビジネスコンセプトの作り方、海外と連携したビジネス・モデル・コンペティションの現状などについてお話しいただきました。

第2回 顧客価値の創造とビジネスのデザイン

2016年9月27日(火)-28日(水)

[1日目]
自社のビジネスモデルキャンバス発表

ご受講者ひとりひとりから、自社のビジネスモデルについてビジネスモデルキャンバス(BMC)に基づいて分析したものを発表していただきました。 ご受講者がメーカー、運輸業、サービス業など、幅広い業種から参加されていることから、多様なビジネスの形を学ぶことができました。 ご受講者からは、「わかっているつもりの自社のことでも、実際に書いてみようとするとわからないことが多くあった。社内でヒアリングしながら書き上げ、非常に勉強になった」という声が聞かれました。

会計からみた会社経営
プロビティコンサルティング株式会社
代表取締役 野田弘子様

「経営のツールとしての会計を使いこなせるビジネス人材を育成し、企業価値の向上にさらには日本経済の向上に寄与したい」をモットーにご活躍される公認会計士の野田先生にご登壇いただき、会計の基礎や起業するうえで考えるべきことについてお話をいただきました。受講者のなかには「エンジニアなので今まで経営の勉強をしたことがない」という方もいらっしゃいましたが、具体的な事例に基づき楽しく学ぶことができました。

アイデア発想
今回のテーマが「社会問題をビジネスを通じて解決する」であることから、身のまわりにある社会問題を挙げていただきました。 「教育」「高齢者」「家族」「地域活性化」など多岐にわたる問題が挙げられました。さらにそれを提案先の経営資源と結びつける強制発想により、次々とユニークなアイデアが提案されました。

[2日目]
グループ分け

前日に出たアイデアを共有し、事業性の評価と自身の関心の有無という2軸から評価しました。これを切り口として、グループを分けました。

ビジネスコンセプト
ビジネスモデルキャンバスにある「顧客セグメント」、「経営資源」、「顧客価値」、「収益の流れ」を中心に議論を進め、ビジネスコンセプトをまとめていきました。子育て中の受講者の切実な問題意識もあり、活発な議論が繰り広げられました。

提案先企業からの事業内容説明
日本ATM株式会社
代表取締役社長 中野裕様

今回、ご受講者による事業提案を受けてくださる日本ATM株式会社の代表取締役社長 中野裕様にご登壇いただき、事業内容やビジネスモデル構築についてご説明いただきました。大企業からの独立ベンチャー企業として革新的なビジネスをいかに創造されてきたか、企業の成長に応じてどのように経営が変化するのかなど、ビジネスの最前線のお話を伺いました。
最後に、ご受講者が発表した現時点でのビジネスコンセプトに対して、ご助言をいただきました。

第3回 実践的マーケティング―仮説設定と管理

2016年10月13日(木)

発表項目の説明
最終回の発表会にむけ、発表項目を確認しました。前回の参加者のプレゼンテーション資料を参考にすることで、今後の検討事項が明らかになりました。

ビジネスモデルの立案
宿題として各自が行ってきたビジネスモデルのアイデアをグループ毎に共有しました。

アトリビュート分析説明
事業化の議論をサポートするために、顧客の購買決定要因を探る「アトリビュート分析」について講師より説明しました。

顧客セグメントの検討
顧客セグメントとそのセグメントに提供する顧客価値に関する仮説を明らかにしました。
次回に向けてそれを検証し、仮説の精度を高めていきます。

第4回 ビジネスモデルと事業提案

2016年11月8日(火)

仮説設定とその検証方法、収支計画のたてかた
事業計画をたてるにあたって、どのような仮説を置き、それをいかに検証していくかを説明しました。
また、3期分の収支計画をたてるうえでの検討事項を整理しました。

ビジネスモデルの立案
宿題として各自が行ってきたビジネスモデルのアイデアをグループ内で共有しました。
素晴らしいアイデアに思えても、顧客セグメントや顧客価値、費用負担者などを検討するうちに事業化するうえでの弱点が明らかになり、最終案にまとめるまでには苦労があったようです。
次回の発表会までに、構築したビジネスモデルが含むさまざまな仮説を検証してきます。

BMO評価
進んでいるチームは、新規事業の評価手法であるBMO法により事業評価を行いました。これによりアイデアを多面的に評価することができ、事業化にあたってどのような情報が不足しているのか、強みや克服すべき課題は何なのかが明確になりました。弱点克服に向けて、情報収集や経営資源獲得のための行動計画をたてました。
BMO評価の説明

第5回 ビジネスモデル・プレゼンテーション

2017年1月13日(金)

発表準備
いよいよ最終回となりました。
午後からの成果報告会に向けて、発表の準備を進めました。
各ご受講者がまさしく「足で稼いできた」情報を反映し、最後まで議論が続きました。
自分達の考えたビジネスの魅力を伝えるために、さまざまな工夫がみられました。

キャリアの振り返り
ご受講者には、事前にキャリアについて考えてきていただいており、それをグループ毎にシェアしました。
「自分には、まだ成長の余地があるのだと感じた」、「自分の良さを自分で把握することが大切。そうすれば、自分を活かす場所を探すことができる」など、今後、ビジネスシーンで活躍するうえでも大きな示唆を得られた様子がうかがえました。

成果報告会
派遣元企業のご経営者、当講座の運営にご協力・ご賛同くださった来賓の皆様をお迎えし、第4期DIW塾の成果報告会を開催しました。
冒頭にDIW塾の塾長である岡田康子より、女性活躍推進の現状、それを踏まえての当塾の位置づけ・ねらい、当塾で採用した事業分析ツール、当期のDIW塾の特徴についてご来場の皆様にご案内いたしました。
続いて、各グループからビジネスプランが発表されました。各グループの発表に対しては、来賓の皆様より仮説の検証方法や市場の捉え方などについて鋭い指摘があり、活発な質疑応答が交わされました。

最後に「仮説の検証法の取得」について当塾アドバイザーである早稲田大学 参与 大江建先生よりお話しいただきました。まず、環境の不確実性が高まるなか、仮説構築とその検証が必要になっているという点が示されました。そのうえで、今回のご受講者が当プログラム中に実践された仮説構築・検証プロセスについてご評価いただきました。今回のご受講生の活動の成果を社内で展開していくにあたっての示唆に富んだものでした。

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