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ハラスメント対策の導入事例・実績一覧新光証券株式会社 様

導入事例新光証券株式会社 様

女性活躍推進のためのハラスメント対策

働きやすい職場を目指して

新光証券株式会社
新光証券株式会社 様
  • セクハラ
  • パワハラ
  • 研修
  • 教材

人事部能力開発室 女性活躍推進担当
課長代理
平木 美嘉 様

女性の働きやすい職場づくりの一環として、ハラスメント対策を強化

クオレ・シー・キューブとの出会いは、2005年に岡田さんに管理職対象のパワハラ(パワーハラスメント)研修をお願いしたことがきっかけです。私はその1年後の7月に当社の女性活躍推進担当として現職に就きました。女性の働きやすい職場環境を考える上で、セクハラ(セクシャルハラスメント)・パワハラ対策の強化の必要性を感じたことから、それらの研修について検討しました。当社は全国におよそ90の支店があり、従業員全員に対する集合研修を実施するのは難しいため、様々な研修をeラーニングで行っております。そこでセクハラ・パワハラのeラーニングを実施することにしたのですが、セクハラに関しては既存のものがあっても、パワハラに関しては既存のものはまだ少なく、やはり専門家の監修のあるものが欲しいと考え、クオレ・シー・キューブに監修を依頼し、当社独自のコンテンツを作成しました。

実態調査と同時進行で作成したeラーニング

eラーニングに盛り込む内容を検討するに当たり、2007年2月に契約社員、派遣社員も含む全社員を対象にパワハラの実態調査を行い、これもクオレ・シー・キューブに依頼しました。 調査の結果わかったことは、バブル期に入社した40歳代の男性社員の多くが、本人はパワハラと認識していないものの、一般にパワハラとされる行為を受けた経験があること。一方、バブル期以降に入社した若い世代は、直接パワハラ被害の経験はないけれども、この問題に対して非常に敏感で、身近にパワハラと感じる言動があるだけで不快感や不安を感じている、ということです。

調査結果から浮かび上がった問題点や社員の意識を、同時進行していたパワハラeラーニングに盛り込みつつ作成しました。

2007年6月に全従業員5,000名にeラーニングを受講してもらいましたが、「パワハラにはどのようなレベルがあるのか、どういったケースに注意が必要なのかなどの実際例を学ぶことができた」など、かなりの反響がありました。特に、日ごろパワハラと業務指示との間の見極めが難しいと感じている管理職にとっては、マネージャーとして気をつけるべき点を判断する参考になったようです。

毎朝の「読み合わせ」でハラスメント防止対策

また、実態調査を受けてスタートする新たな取り組みのひとつが、小冊子の活用です。

当社には朝礼時に小冊子を使った「読み合わせ」を行う習慣があります。毎朝1ページ、1項目の短い文章を皆で読み合わせるのですが、当社の風土を生かしたこの方法ならば、忙しい現場でも1~2分で実施することが出来るので、抵抗なく受け入れられ、パワハラ・セクハラ防止の啓発活動として非常に有効であると考えました。

この小冊子はクオレ・シー・キューブ作成のものを基本として当社オリジナルのものを作成し、完成したものが新年度に配布されたところです。

女性が働き続けられるようにHPを活用

一方で、当社の女性活躍推進を推し進めていくためにクリアしなければならない問題点として、出産育児との両立を目指す女性営業職が突き当たるハードルの高さがあげられます。

お客様との信頼関係を長期にわたって築くことのできる、地域に密着した女性営業職は当社の営業戦略上とても重要で、会社としても長く働いて欲しいと思っています。しかし一方で、営業の仕事は「お客様ありき」であり、目標数字の割り当てもあるため労働時間も長くなりがちで、多くの女性が結婚はともかく出産や育児となると両立は難しいと考えてしまい、残念ながら出産を機に退職する女性が多いのも現状です。

そこで、女性の退職率を下げる対策として、まず昨年11月に制度改正を行いました。たとえば時短勤務できる期間を小学校卒業まで延長し、時間も2時間から3時間に延ばす、などです。

ただ、制度を変えてもすべての問題が解決するわけではありません。働きやすい職場環境を整えたり社内の風土を変えたりするには、どうしても職場全体の啓発活動が必要です。

そのため、あらたな試みとして、出産後も働き続けられるよう女性社員をサポートするホームページ『応援します! ワークライフバランス』を、クオレ・シー・キューブの協力の下に立ち上げました。内容は、ワークライフバランスの解説、保育園にかかる費用の補助など社内制度の紹介、子育てをしながら勤務している営業職の女性社員のインタビュー記事などです。

職場にワーキングマザーの先輩がいない女性社員たちが多いので、ホームページで紹介した実際の事例や、両立のノウハウなどを読んで自分自身のワークバランスを考える参考になったり、「自分にもできるかな」「挑戦してみようかな」といった気持ちを持てたりする仕組みを作っていきたいと思います。

また、男性社員にとってもこのようなホームページの存在は、将来出産育児をしながら働く部下を持つときに役立つと考えます。

最近は、妊娠中の女性社員から「不安になると、ときどきホームページを覗いています」という声が届いたり、ワーキングマザーの紹介記事について「ぜひ同僚の取材に来て欲しい。職場ではなかなか育児と両立する大変さを話す機会がないので、仕事の一環として会社が話を聞いてくれたらとても喜ぶと思う。」という意見が寄せられています。

今後は全社的なワークライフバランスを見据えて

パワハラやセクハラについては、年内に再度実態調査を行う予定で、今後も継続的に検証しながら対策を進めていきます。

ワークライフバランスのホームページについても、今後も社内コミュニティーとしてのホームページの活用など進めながら女性が活躍できる職場環境を整えていきたいと思います。また、ワークライフバランスは女性の働きやすさだけでなく、男性の働き方への提言でもあります。将来的には女性だけでなく全社員が働きやすい環境づくりに役立つ情報を発信するなど、進化していきたいと思います。

- 弊社 岡田康子より -

セクハラやパワハラは職場の問題が誰かへの攻撃となって表れたものです。そのため表出したハラスメントに対処するだけでは問題解決になりません。その根底にある職場の制度や意識を改善していく必要があります。
セクハラは女性活躍推進やワークライフバランスに、パワハラは職場のマネジメントやコミュニケーション課題として根本から解決していこうという視点が大切です。新光証券様では女性の活躍推進を企業戦略の根幹に据え、ハラスメント問題に総合的に取り組んでいる好事例です。「女性が元気に働ける職場では、男性にもゆとりができる」その結果、会社経営そのものも元気になるのではないでしょうか。

〔2007年現在〕

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