ハラスメント対策の重要性ハラスメント対策の重要性とは

ハラスメント対策の重要性とは

ハラスメント対策に取り組む際の考え方として、私たちはハラスメント問題を企業の成長や発展の阻害要因であると捉えています。ハラスメント問題の放置は離職やコンプライアンス問題を招き、企業の存続に影響します。

AI、ロボット化が急速に進む中、私たちに求められているのは「人間らしさ」ではないでしょうか。創造し、共感し、受容し、育む力、さらには失敗したり、忘れたりする力も人間の証です。ハラスメントはその人間らしさや人格を否定する行為であり、それぞれの個性や多様性、可能性を潰してしまいます。そのような職場では問題が発生するばかりではなく、イノベーションの創出が妨げられてしまうことでしょう。

ハラスメント問題は組織のリスクにとどまらず、不確実で混沌としたVUCA時代における企業の生き残り戦略として位置づける必要があるでしょう。人々がいきいきと活動する職場を作るためにも、変化に対応できるタフな人材を育てるためにも、ハラスメント対策は経営の最重要課題であると考えます。

ハラスメント対策は企業の存続を左右します

ハラスメント問題の放置で職場崩壊に
ハラスメント問題は、どのような業界、業種、業態でも起こり得ます。「自社にそんなひどいことをする人はいない」と思っても、人間関係の軋轢や世代間ギャップ、誤解からくる不信感などが募れば、大きな問題に発展します。その現実を直視することなく放置してしまうような組織風土では職場崩壊を起こし、企業の存続も危うくなります。

ハラスメント問題のある職場で働きたい人はいない
ハラスメント問題が放置されている職場で働きたい人はいません。
なぜ職場でハラスメント問題が起こってしまうのか、社内では当たり前になっている風土や習慣にもメスを入れ、職場の一人ひとりがハラスメント防止に自ら行動できるような体質改善が欠かせません。

私たちがパワーハラスメントという言葉を考案・提唱し、社会に問題提起したのは、パワハラ(パワーハラスメント)に限らず、様々なハラスメント問題が企業の成長や発展の阻害要因になると考えたからです。

今なぜハラスメント総合対策が必要か?

ハラスメントは「パワハラだけ」「セクハラだけ」という形態ではなく、複合的に発生していますので、個別に対応するのではなく問題の本質をとらえ、効果的な対策を検討していく必要があります。ここ数年、ハラスメント問題に関する告発が相次いでおり、誰もがスマートフォン等で録音や録画を残すことができ、起こったハラスメント問題について泣き寝入りせず、「これはハラスメントではないか」とどこにいても発信できる状況です。組織として総合的なハラスメント対策をしっかり行い、そのことを従業員に十分に浸透させなければなりません。弊社では、各企業の実情に合わせたハラスメント対策支援のための総合的なコンサルティングを行っています。

深刻化するメンタルヘルス問題

近年、精神疾患による労働災害の請求件数が急速に増加しており、認定件数も上昇傾向にあります。そして、労災認定された人に起こった業務上の出来事には、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントが多く含まれているという実態があります。ハラスメント問題は、今や労災問題と切っても切れない関係にあります。

ハラスメント問題さえなければ、健康に能力発揮するはずであった人材が、体調を崩したり休職、転退職をしたりしてしまう企業では、優秀な人材を確保することはできません。

ハラスメント対策を進めている企業、その理由は

2016年度に厚労省が行ったパワーハラスメント対策に関する企業向け調査でパワハラが職場や企業に与える影響について、パワハラ対策を進めていない企業よりも、対策を進めている企業のほうが「職場の生産性が低下する」「企業イメージが悪化する」「訴訟などによる損害賠償など、金銭的負担が生じる」という項目を選ぶ率が高くなっています。

どんなに成果を上げていても、一度ハラスメント問題が明るみに出てしまえば、企業の社会的信用は一気に失われてしまいます。企業の安定的な存続のためにも、ハラスメント予防は不可欠です。

ダイバーシティ経営の推進にハラスメント対策は必須

ハラスメント問題は、多様性を否定し自分と異なる考えや価値観を持つ人を排除しようとすることから始まります。しかし、労働人口が減少し続ける現状を考えれば、自分とは異なる考えや価値観を受け入れる土壌は不可欠です。
性別や国籍、障がいの有無などを超えて、それぞれの特性を生かしたダイバーシティ経営を実践するためには、単なるハラスメント予防ではなく、企業の成長と発展を目指した根本的な職場風土改革が求められます。

ダイバーシティ経営の推進にハラスメント対策は必須

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