アーカイブ職場コミュニケーションに関する取り組み

職場コミュニケーションに関する取り組み

Q新型コロナウィルス蔓延に伴い、職場づくりのコンサルティングをしているクオレ・シー・キューブでは、職場コミュニケーションにおいてどのような工夫をされてきたのでしょうか、教えてください。

テレワークが始まって

クオレ・シー・キューブでは新型コロナウィルス対策として2020年3月よりテレワークを始めました。東京では再び緊急事態宣言が発令され、予断を許さない状況が続くなか、弊社では在宅勤務を継続実施しています。仕事によっては事務所に来ますので100%とはいきませんが、各自工夫をしながら出社予定を組み、時差通勤などを行い、また、出社時はオフィス内での感染予防対策に努めているところです。

テレワークは2020年に東京オリンピックを控えていたこともあり、各企業においても従前より推奨されていたことでありましたが、今回、やってみてわかった大変さや便利さもありました。通勤からの解放は有難いことの一つかと思います。そして、在宅勤務に慣れたころに気づかされたのが、“雑談の大切さ” です。テレワークでは仕事で関わる人としか話さなくなるため、それ以外の人と挨拶を交わしたり、ちょっとした会話をする機会は全くなくなりました。

できなくなって初めて気づく雑談の大切さ

なくなって初めて気づくこととして、実際に交わされる言葉以外のコミュニケーション、例えば、声のトーン、表情、体からにじみ出る各自の個性など、オンライン会議やパソコン画面からは計り知ることのできないコミュニケーションがあります。職場にいれば気軽に交わせた言葉や何気ない会話もオンラインを通すと、わざわざ~といった気持ちや、忙しい相手を煩わせてはいけないといった気遣いから、ちょっとした声掛けも躊躇し、引っ込めてしまいます。皆さんはそのような経験はありませんか?

実は、私たちの職場はいわゆる「コミュニケーション不足」の一言で片づけてしまうのももったいないような温度、気持ち、つながり、思いやりなど、はっきりと数値に表すことのできない、こうした人と人の交感で成り立っていることに新型コロナウィルスは気づかせてくれました。

そして、オンライン Cafe オープン!

私たちクオレ・シー・キューブはもともと雑談の多い職場で、午後3時前後になると何となくお菓子のあるテーブルの周りに集まり、雑談を交わす光景は日常でした。そうした雑談体質(?)であるせいか、テレワークによる雑談不足が身に染みて、その解消のために、毎月「3」のつく日の3時にオンライン上のカフェをオープンしています(社内限定です)。ぶらっと息抜きに集って、何気ないやりとりをして、だいたい30分くらいでそれぞれの仕事に戻るイメージです。このこと自体に生産的なことはありませんが、こうした取り組みは私たちクオレ・シー・キューブの個性であり、また、その後の各自の仕事にも良い影響があるように実感しています。

(2021年7月)

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