社外相談窓口

アーカイブハラスメント防止研修の実施(セクハラ・パワハラ)について

ハラスメント防止研修の実施(セクハラ・パワハラ)について

Q研修の実施にあたって、セクハラ(セクシャルハラスメント)とパワハラ(パワーハラスメント)を両方実施したいと考えているのですが、可能でしょうか。また、最低限必要な情報はどのような内容でしょうか。 といったお問い合わせを多くいただきます。

ハラスメント研修はこちらからお問い合わせください

A研修時間については、弊社にもよくお問い合わせをいただきますが、最近では研修に割く時間も少なくなっているように思います。経済状況もなかなか回復しない中、予算だけでなく業務時間内で行う研修の時間も、できるだけ節約したいという方針の現れでしょうか。

率直に言えば、1時間でセクハラとパワハラ双方の防止研修を実施するのは、かなり難しいと考えられます。例えば、セクハラ防止研修だけを考えてみても、改正均等法の正しい理解はもとより、会社の取り組み状況の説明、最新のセクハラ問題の記事や判例の紹介、相談窓口の体制の説明やプライバシー保護に関する告知など、研修で伝えなければならない項目はたくさんあります。セクハラ防止の措置については、男女雇用機会均等法で定められている9つの措置について、しっかりと実施しなければなりませんので、ハラスメント防止研修で伝えなければならない最低ラインとしては、この措置義務の9項目は必須と考えられます。それに加えて、特にセクハラについては「もう十分理解している」と思っている人が多いことから、更にもう一段『自分の行動を振り返って、セクハラの加害者になっていないか』を実感させる必要があります(前月分Q&Aを参照)。そのためには演習なども交えて、受講生の理解が深まるような工夫は必須となります。これだけでも、おそらく1時間は必要ではないでしょうか。加えてパワハラ防止の内容も入りますから、やはり最低でも1時間30分~2時間は必要だと考えられます。

パワハラ防止研修については、現在法律で定められた項目はないものの、一般的なパワハラの定義やその悪影響、最近の裁判や報道から読み取れる最新情報、パワハラと指導との違いについて等、研修で伝えるべき項目は多岐にわたります。そして、現場レベルでの「パワハラはダメといわれても、実際には叱らないと仕事が進まない」という受講生の意見を汲み取りつつ、演習を通じて『ダメはことはダメとしっかりと叱ること』というラインを示し、行動レベルでどうしたらよいかのヒントを提示するなど、実践的な内容を盛り込むことが望ましいでしょう。弊社が実施している公開講座は、セクハラ、パワハラそれぞれ2時間を費やしています。(パワハラ・セクハラ基礎コースを参照)

どうしても時間が取れないという場合には、その中から最も伝えたいメッセージを更に抜粋する必要があります。それは、研修の主旨やハラスメント対策の進捗状況、対象者によっても異なりますので、最低やらなければならない内容が何かは一概には言えません。 ただ、経験的には短時間でセクハラとパワハラを一緒に実施すると内容がぼやけてしまい、「何のためにやったのか理解できなかった」「何が言いたいのか分からなかった」など、不満の声ばかりが多くなる傾向があります。これではせっかく実施しても形だけのものになってしまいます。

(2010年)

その他記事

お電話でのお問い合わせ

平日受付時間 10:00-17:00

メールでのお問い合わせ

top