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ハラスメント相談の現場からVol.42 日頃のイライラに”マントラ”を処方してみませんか?

Vol.42 日頃のイライラに”マントラ”を処方してみませんか?

猛暑、酷暑…では表現しきれない不快な湿気を含んだ熱風に晒され、この夏の天候は尋常ではありませんでした。日頃は苦にならないことが億劫になったり、ちょっとしたことでイライラしたりしませんでしたか?

某企業で販売グループリーダーを任されたJ氏(30代)は、重要な責任あるポジションに就いて大いに張り切っていました。J氏の優れたところは、行動力、実行力です。アイディアマンで周囲をぐいぐい引っ張っていくリーダーシップもあり、「熱い男!」と上司の目に留まっての抜擢でした。よく気がつき細かい目配り、配慮ができるため顧客からの評価も非常に高いのですが、これが裏目に出てしまいました。

J氏は自分が「気がついている」のに他の人が「気がついていない」、自分には「できる」のに他の人が「できない」のが、どうにも我慢ができません。J氏曰く、「会議の参加者数の確認なんて当たり前!」、「資料整理がなぜもっと速くできない?」などなど。J氏のイライラの種は大小さまざま、時間も場所も相手も問わず、いつでもどこにでも転がっています。聞けば誰もが「なるほど…」と頷く、ごもっともな話ばかりですが、いちいちこんなことに腹を立てていては身がもたないだろうと思われる細かい内容がほとんどです。J氏は「きつい言葉を投げるとパワハラ、と言われそうだから」と、そこにも気を配り、たいていグッと抑えるのだとか。「6秒間、我慢すれば落ち着くと聞き、やっているけれどうまくいかない」とうんざりした表情で訴えました。

こちらが提案したのは、まずJ氏が引っかかる事柄に優先順位をつけ、優先順位の下位のものについては“放念”すること、上位のものはよく吟味し、重要度が高ければ相手に伝えること、そして、イライラ解消のため自分に言って聞かせる “おまじない”のマントラを見つけること、でした。 ”おまじない“についてJ氏はあれこれ考えた上で、「ま、いいか」、「大した問題じゃない」、「大丈夫」を挙げ、これらの言葉をマントラとして唱えているとイライラ軽減や”放念“に効果がある、と確認しました。さらに、J氏の趣味であるヨットで大海原へ漕ぎ出し潮風を体いっぱいに受けている様をイメージすると、気持ちが開放されて細かいことが気にならなくなる、と独自の方法に気づいたのは、アイディアマンJ氏の面目躍如と言えるでしょう。

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